新たなランキング ~ ページエクスペリエンス
こんにちは、ピーシー・ブレインの高山です。
梅雨入り宣言はしていないものの、既に梅雨になったかのような気候です。
水不足にならないためにも雨は必要ですが、降り過ぎての災害は勘弁して欲しいところです。さて、今回はSEO関連情報とサポートの話題を中心にお届けします。
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新たなランキング ~ ページエクスペリエンス
昨年の時点で発表されていましたが、この2021年の6月の中旬からグーグルの検索順位を決定するランキングシステムの一部として、「ページエクスペリエンス」が段階的に使われるようになります。
そこで、今回はこのページエクスペリエンスがどういったものかを簡単に解説したいと思います。
「エクスペリエンス」は「体験」という意味で、そのホームページを見ている人がいかに快適に利用できるのか、ということを感覚ではなく指標化したものが「ページエクスペリエンス」となっています。
グーグルでは「ページエクスペリエンスが優れている」ということを次の5つのポイントとして挙げています。順に見てゆきましょう。
1)ウェブページに関する主な指標
- LCP(Largest Contentful Paint)
ページの読み込み開始からメインとなるコンテンツが表示されるまでの時間です。
これが短いほど利用者は快適にページを閲覧できます。基準は2.5秒以内です - FID(First Input Delay)
ページ内にあるフォームへの入力やリンクのクリックなど、アクション(動作)が有効になるまでの待ち時間です。
この時間が短いほど、もたつき感がなく操作できます。基準は0.1秒以内です - CLS(Cumulative Layout Shift)
視覚的安定性とも訳されますが、ページを見ている時に画像の位置などが移動したりしてレイアウトが崩れないかどうかというものを指標化したものです。
ページを開いている途中で気になる画像・バナーが表示されたので、クリック・タップしようと思った瞬間に画像が移動して思わず違うものを触ってしまった、という経験は無いでしょうか?
このような予期しない表示ズレがCLS値で、基準は0.1以下です。
この3つの指標は、コアウェブバイタル(Core Web Vitals)とも言われます
2)モバイルフレンドリー
モバイル=スマホで利用したときに、見やすく、そして使いやすくなっているかということです。
「レスポンシブデザイン」対応となっていれば基本的には大丈夫です。
これについては、「モバイルフレンドリーテスト」というツールが確認することもできます
- モバイルフレンドリーテスト
https://search.google.com/test/mobile-friendly
3)セーフブラウジング
そのページやサイトにマルウェア(ウイルス)などが仕込まれていない、あるいは悪意のあるコンテンツになっていない、ということです。サーバー・サイトのセキュリティに注意して改ざんされることのないようにしましょう。
4)HTTPS
そのページがHTTPS(暗号化通信)で配信されていることを指します。https://~で始まるリンクでアクセスでき表示できる、ということです。
サイト全体の常時HTTPS化については、これまでのニュースレターでも何度も取り上げていますが、現在ではこれが必須になっています。HTTPSでないものはブラウザが警告表示をするようにもなっています。
5)煩わしいインタースティシャルがない
スマホサイトなどで、アプリのダウロードを強制したり、登録を強制したりするようなページに遭遇したことはないでしょうか?「インタースティシャル」とは、ページにアクセスした時に、広告・ポップアップが画面全体に広がる仕組みです。グーグルは、コンテンツへのアクセスを阻害するものとして、予期しないタイミングでのインタースティシャルについては評価を下げるようになっています。こういった仕組みを利用していなければ問題はありません。
と、上記で挙げたものがページエクスペリエンスの要素です。
なおページエクスペリエンスは、グーグルが使用する数百ものシグナルの1つです。新しく意味のある指標ではありますが、それよりも重要なのはページが価値の高い情報を提供しているかどうかです。
▼現在のページエクスペリエンスを確認したい
自分たちのホームページのページエクスペリエンスが現在どれくらいの評価なのかを確認するためには、「サーチコンソール」を利用します。
右図のレポートを確認できます。
- 【参考】ページエクスペリエンス
(※グーグルの提供するSEO上級者向け情報です)
https://developers.google.com/search/docs/guides/page-experience?hl=ja
サポートトピック ~ フォーム経由で届く迷惑メール
▼メールからフォームへと変わるスパムの矛先
メールサーバーやメールサービス側での迷惑メール対策が進んできていることもあり、対策の遅れている問い合わせフォームなどのフォームを経由したスパム送信が増加してきています。
メールフォームとも呼ばれるこういったフォームの仕組みは、オープンソースとしてプログラム自体が公開されているものが多く、不正アクセスとして攻撃しやすいため、WordPressを使ったサイトなどはどうしても狙われやすくなります。
また、こうした不正アクセスの中には、問い合わせ者への確認通知(返信メール)の機能を利用して、第三者へ送信者を偽装したメールを送るものもあり、そのようなケースではあなたのフォームの差出人がスパムの発信元になってしまっている可能性もあります。
さらに、こういったスパムの矛先は問合せフォームだけでなく、ブログなどのコメント欄やレビュー投稿のフォームにも向かっています。
▼対策
フォームスパムへの主な対策方法についてお伝えします。いずれも、サイト管理者や制作会社の協力が必要になることが多いものです。
- アクセス元を遮断
botと呼ばれるプログラムなどを利用して特定の場所から集中的にアクセスがある場合には、そのアクセス元を遮断する方法もあります。
対象となっているものには効果絶大ですが、事後の対応となるのと、複数のアクセス元がある場合には対応が難しくなります。 - ロボット対策
画像で書かれた文字を入力することなどでフォームの送信者が人であることを確認する仕組みを利用します。フォーム側の対応が必要ですが、事前対応が可能で、あるレベルまでのbotなどのアクセスを防ぐことはできます。ただ最近は攻撃者側にも対応しているものがあるのと、この仕組みを利用することでページの読み込み速度が低下するというデメリットもあります。 - フィルタリング
送信される内容や送信元の情報をフィルタすることで、不正な送信内容の通知をブロックする方法です。
WordPressに標準で装備されているAkismetなどがそのような機能を持っています。
実際に海外からのスパムがたくさん届いて困っているという場合はどうぞご相談下さい。
スタッフのツイート
【藤井】
「Twitterでバズっていた【鶏むね肉のふわ焼き】を食べて運動して5キロ痩せた。むね肉苦手だったけどこれは美味しい」という友人の話を聞いて、早速スーパーに行き普段は買わない鶏むね肉を買い込んでなぜか一緒に安かった豚肩ロースブロックも買い込んで、角煮を作りながら鶏むね肉のふわ焼きも作るという行動をしながら「だから私は駄目なんだ!!」と我にかえりました。
鶏むね肉のふわ焼きは確かにむね肉のぱさぱさ感が無く美味しかったです。角煮も美味しかったです…。
【嵐田】
湿度が上がる季節、乾物である昆布にとっては天敵です。
まさか封を切ったままになんてしていませんよね?
湿気は昆布にカビが生える原因となるため、湿気ムンムンで放置するのは危険です。
対策としては、100均で購入できるフタ付きのビンやジップロックに乾燥剤をいれ保存することです。ぜひお試しください
【田島】
先日、ウェアラブルウォッチを手に入れました。
歩数計から始まり、心拍数、睡眠時間など生活のログが常に記録される他、アプリと連動して様々な運動の記録も取れるのですが、今のところ主に使ってるのはやっぱり腕時計の機能と、メールや電話の通知機能のみ…。
さらに動く時間がなくなっていると時計から「動きましょう!」という通知まで。そろそろ体重増加をコロナの所為にせず、ちゃんと身体を動かそうと思います。
【高田】
6月といえばジューンブライド。周りを見ていると、入籍した日、結婚式を挙げた日など、ちゃんと「記念日」としてイベント化されていて、すごいなーと思います。我が家は記念日どころか、挙式を挙げた日もわからなければ、入籍日さえもわからないという。入籍は確か6月だったはず…というレベルで、詳しい日付についてはもう戸籍を見るほかありません。挙式に至っては、夏?冬?と、季節すらわからない有様。ちゃんと調べなきゃなーと思いながら、月日だけが流れています。
【後藤】
年間20~30試合ほどプロ野球観戦をしています。一昨年まではライトスタンドの外野応援席で応援歌を歌いながら観戦するのを楽しみにしていましたが、去年・今年とコロナウェルス感染予防対策でそれができません。とても球場がしずかでさみしいと思っていましたが、今まで聞こえなかった打球音やベンチの中の声が良く聞こえるようになり今は野球をじっくり観ることもいいなと思うようになりました。