5W1H で捉えるアクセス解析
こんにちは、ピーシー・ブレインの高山です。
オリンピックチケットの抽選はいかがでしたか? 私は見事に全て外れてしまいました。当たった方おめでとうございます。ぜひ楽しみにしてくださいね。
さて、今回はアクセス解析などを中心にお届けします。
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5W1Hで捉えるアクセス解析
ホームページの成果を計測するために欠かせないのがアクセス解析です。当社サイトでも利用していますし、制作したサイトには必ずグーグルのアナリティクスを設置・導入して引き渡しています。
このアナリティクスは機能が豊富でいろいろな情報が見られる便利なツールなのですが、なんとなく眺めるだけで、何をどうやって見ればいいのか分からないと悩んでしまう方も少なくないようです。
そこで、今回はこのアナリティクスの基本的な使い方を、情報整理の基本の「5W1H」のポイントでお伝えしたいと思います。
▼いつ(When)
どのような時間帯によく見られているのかをチェックすることで顧客・利用者の特性・傾向が分かります。
右図の2つ例では、上段はB2Bなので平日のビジネスアワーに集中しているのに対して、下段の個人向けB2Cサイトでは曜日を問わずアクセスされ日中も多いですが、夜間にかけてのアクセスが多いことが分かります。
この傾向は、ユーザー特性だけでなくサーバー環境の参考情報になります。アクセスの多い時間にサーバー負荷や回線混雑があると、「遅い」「重たい」「エラーになる」など利用者にとっては不快な状況が発生します。自社の営業時間と利用者のアクセス傾向に差があるときには注意が必要なポイントです。
また他にも、より詳細な時間帯のアクセス状況をチェックすることで、メール配信やリリースなどの反響・効果を確認することができます。
このようなアクセスのパターンを把握しておくと、変動があった時に気がつきやすくなります。
▼どこで(Where)
アクセスしている人のIPアドレスからは閲覧場所がある程度の精度で分かります。知ることができるようになっています。商圏が広域であれば、どの地域の利用者が多いのかが分かります。なお、物理的な場所ではなくてそのサイトにアクセスする前の場所(参照元)を知ることで、サイト訪問のきっかけを理由が見えてくるようになります。
▼誰が(Who)
ホームページのアクセスは基本的には匿名なのですが、最近では他の情報との組み合わせることで、かなりの属性が分かるようになってきています。右図の例では80%以上が女性です。
また、閲覧している環境をチェックすることで、スマートフォン対策の優先度が明確になります。
あるいは申込みや注文については、意外とPCの方が多いという場合もあります。
▼何を(What)
文字通りどんなページを見ているのか、逆に見られていないのか、ページごとの状況が分かります。右図は当社の例ですが、事例(case)に関するアクセスがやはり多いのが分かります。また、会社概要(profile)も多いのですが、実は中小企業では会社概要は結構見られています。初めての注文・取引の際には相手先のことが気になるものです。このようにどのページが重要なのかを推し量ることができます。
▼なぜ (WHY)・・・どんなきかっけで
なぜこのホームページへのアクセスしてきたのか、その理由・きっかけは、参照元をチェックすることが推測できます。図6では、検索エンジン経由での流入が多く、図7ではFacebookからの流入が多いことが分かります。これらが意図した通りであればうまくいっていることになります。他にも、広告からの流入や他サイトでの紹介なども分かります。
なお検索キーワードについては、現状のアナリティクス上では表示されません("Not Provided"と表記)。 検索エンジン(Google)上のキーワードについては、「サーチコンソール」という別のサービスを連携させることで確認できるようになります。サーチコンソールについては機会を見て改めて解説するようにします。
▼どのように(How)
まずチェックして欲しいのは、ランディングページ(最初にアクセスされるページ)です。特に最初の接触ではトップページではなく、詳細ページに来ることが多いです。そのページを見て興味を持ったか否かは直帰率で分かります。その後、他のページをどのようにとは見ているか否かは、離脱ページ・離脱率を見ることで知ることができます。そして、ページ間の遷移を行動フローとして確認することもできます。
さらに集計だけでなく、一人ひとりのページ遷移も確認することができるので、申込み、注文までの実際の動線などを具体的に確認できます。
このように5W1Hを考えながらアクセス解析を利用すると様々なヒントが得られるようになります。
サポート便り
▼拠点間のファイル共有
社内でのファイル共有はNASなどのファイルサーバーを利用することがかなり浸透しています。
それを他の拠点間まで拡張しようとするといろいろと検討事項がでてきます。
外出先など社外での利用を考えないのであれば、拠点間をVPNという回線で接続するのが一般的です。
回線速度によっては、ファイルへのアクセスが重たく感じることはあるかも知れませんが、社内LANが延長されたような形なので使い勝手は変わりません。
最近のインターネットVPNは低価格なサービスも増えてきていますので、以前に比べると導入の敷居は低くなっています。
また、マイクロソフトのOffice 365(法人用)を利用しているのであれば、One Driveも選択肢になります。Officeの料金に含まれているので追加コストもかかりません。クラウドなので、外出先やスマートフォンなどでも利用することできます。
なお、個人アカウントのストレージサービスの共有機能を利用する方法は、あまりお勧めしません。
ビジネス用にはある詳細な共有指定や権限設定などが簡素化されていて管理機能が不十分です。
▼クラウドバックアップ利用時の確認ポイント・注意点
このところまた地震が増えてきたような感じがありますね。
重要データ、共有データの保管・保全のために、バックアップを取っている方は多いと思いますが、最近では地震や自然災害にも備えて社外にバックアップを取りたい(残したい)というニーズが増えています。ネットワーク回線速度が早くなっていることや、またストレージサービスの容量の増加(単価の低下)という環境の変化もあって、実際にクラウドへのバックアップを利用するところも増えています。
利用検討時のポイントを挙げますので参考にしてください。
- 復元時には保存費用とは別に費用がかかることがあります
AmazonやMicrosoft(Azure)では、データを取り出す(復元)方向については転送量に応じた課金が発生します。 - ファイル単位での復元が困難なサービスもあります
復元時はバックアップ単位でしかできないサービスもあります。本当に困った時のみ利用するのか、ファイル削除したというレベルでも利用するのか利用シーンを確認しましょう。 - クラウドのAPIを利用するケースではAPIの利用制限に注意が必要です
連携で利用するAPIに利用上限が設定されていると、利用状況によってはバックアップ自体が制限されてしまうことがあります。利用実態に応じたプラン・サービスを採用しましょう
スタッフのツイート
【藤井】
家の近所に大変恐ろしいものが出現しました。
「立ち食い焼肉」。そう、独りでも気軽に入れる立ち食いの…焼肉店…。
立ち食いとは言いつつカウンターにしっかり椅子は備えられており、ロースター+換気ダクトも1人1台。
しかもあらゆる部位のお肉が1枚から注文できる上に少量セットメニューも充実。怖い、至れり尽くせり過ぎて怖い。問答無用に幸せになれます怖い。
今後現実逃避したくなった時にはこちらに駆け込もうと思います。
【瀬川】
あと1ヶ月ちょっとで毎年恒例のキャンプです! キャンプは好きだけど虫が大嫌いな私は、いつもキャンプが終わった頃にはもうグッタリ。。。
なにかよい虫除けグッズはないかと探していたら、赤色の蚊取り線香のような商品を発見。この商品とにかくレビューがやたらと良いんです。
これは今年試すしかない!
【田島】
梅雨の真っただ中、アゲハチョウの幼虫がコンクリートの駐車場をヨジヨジし、我が家の玄関前の傘立てでサナギの間の入居を決めたようです。
発見したのは土砂降りの日、びしょびしょの傘を立てようとしたところで気付きました。さっそく、家族全員に情報共有し、鳥や猫などに狙われないよう厚紙で簡易巣箱の完成です。
入居から2週間、家を出る時に家族それぞれサナギチェックをし、そろそろ羽化かなぁと思っていたところ土曜日の朝、人知れず巣立ったようです。
ほっとしたような、羽化の瞬間を見たかったような…ようやく傘立てが使えるようになりましたが、サナギの残りを片付けてしまうのがちょっと寂しいです
【青木】
子供の保育園に鯉のぼりを寄付しました。20年以上前に田舎の実家で泳いでいた一匹5メートル以上ある昔のタイプの鯉のぼりです。
ポールが強風で折れてしまい実家の押し入れに眠っていましたが、縁あって来年から保育園で泳ぐことになり、うれしい懐かしい気持ちで今から楽しみにしています。思い入れのあるものを次の世代に引き継いでもらえるのはとてもありがたいなと思いました。
【高田】
近所のスーパーにツバメの巣があります。今年は5羽の雛がいました。
羽毛がふさふさでクチバシばかり目立つ雛の時から、体が大きくなり巣からこぼれ落ちそうになる時まで、買い物に行く度見上げるのが楽しみでした。
先日、巣は空っぽになっていました。みんな元気に巣立ったようです。
来年もかわいい姿を見せて欲しいと思います。