期限せまるWindows10無料アップグレード
こんにちは、ピーシー・ブレインの高山です。
今年はオリンピックイヤーですが、サッカー界ではUEFA EUROで既に盛り上がっています。個人的には前回・前々回覇者のスペインが敗退してしまったのがちょっと残念です。
さて、今月はWindows10とセキュリティの話題を中心にお届けします。
期限せまるWindows10無料アップグレード
最近では国会質問にも取り上げるようになってしまったWindows10のアップグレードですが、まもなく無料アップグレードの期間が終了します。
1年間の期限付きでWindows7/8.1からの無料アップグレードが提供されている
Windows10ですが、その期限は今月の7月29日です。
さて、今回はそのWindows10に移行するメリット・デメリットについてお伝えします。
■Windows10に移行するデメリット(移行しない理由)
Windows10に移行するデメリットとしては以下のような点を挙げる方が多いようです。
① 使い勝手が変わるので効率が落ちる
② 動かないソフトやツールがある
③ 使えない周辺機器がある
①については、特にWindow7を利用していた場合には、スタートメニューが変わったことによる点は気になるかも知れません
②については、古いソフトや過去に作られた業務用ソフトなどを利用している場合には起こりえます。
③周辺機器メーカーが対応した「ドライバー」を提供している場合は、アップデート版を利用することで解消できますが、古い機器の場合にはそれも難しい場合があります。
業務上どうしても古い機器やソフトの利用を続ける場合にはこの点はデメリット(というかWindows10を使えない理由)になってきます。
また他にも、DVD再生のためのアプリが標準では装備されていないため、追加のアプリ導入が必要になる点もあります。
■Windows10に移行するメリット
Windows10は新しいOSですので、やはりメリットの部分は多くなっています。
その中でも「セキュリティ」「速度」は特に違いの大きなポイントになります。
セキュリティ
最近の標的型攻撃に代表されるように、攻撃者の手法はどんどん変化しています。Windows7が発売された2009年の時点で、現状のような攻撃手法は想定されていなかったためセキュリティ対応・対策は、後追いで対処療法的なものになって、攻撃者とはいたちごっこのようになっているのが実情です。
この点Windows10では設計段階から考慮されていて、セキュリティについては「多層防御」という考え方が取り入れられています。Windows7に比べると圧倒的に改善されていると言って良いでしょう。
マイクロソフト社がアップグレードを進めたい理由の一番はこのセキュリティの対応と言われています。
速度
もう1つのメリットは速度の改善です。起動時間については大幅に短縮されていて、スペックの劣る古いPCでも比較的快適に利用することができます。
▼アップグレードの際の注意点
アプリは最新版に更新を
最新でないアプリケーションが原因で、Windows10にアップグレードした際に動作に不具合を来す場合もあります。Windows10対応の更新は事前に適用しておきましょう。
古いバージョンや使用しないソフトのアンインストール
動作しない可能性が高いもので、使わなくても良いようなソフトや、プリインストールされていたものの使っていないソフトは、アップグレードの前にアンインストールしておきましょう。
なお、マイクロソフトオフィスについては、Office2007以降であればWindows10で動作します。
※Office2003はXP同様にサポート期限も切れています。セキュリティ上も問題があるのでご注意を!
VistaやXPからのアップグレードはできません
Windows7よりも前のOS、Windows Vista、XP等からWindows10に直接移行することはできません。
アップグレードではなくて、PCの買い換えを検討してください。
バックアップを忘れずに
アップグレード後に再設定が必要になる場合もあるので、ファイルやデータだけでなく、設定情報やログイン・アカウント情報を確認、記録しておきましょう。
進む常時SSL(HTTPS)化の波
■iPhone(iOS)アプリからの接続はより厳格にSSL(https)のみに
アップルが今年の WWDC (毎年開催される技術者・開発者向けのアップルのイベント)で、 2017 年 1 月からは iOS アプリから ネットワークへの通信に関するセキュリティ制限(ATS)を必須にするように発表がありました。特に正当な理由が無い場合は、暗号化通信のSSL(https)のみとし、例外で暗号無しのhttp通信を認める機構です。これまではこの機構を無効にすることもできましたが、1月以降はhttp通信には例外設定が必要となります。
これによって例えば自社サイトのコンテンツのみを表示しているようなアプリの場合は、https通信しか認められなくなる可能性がでてきます。マーケティングの一環でアプリ配布を行っているところは、その準備が必要になってくるでしょう。
もっとも、この HTTPS 化への動きは、グーグルやヤフーなどをはじめとして常時 SSL 化(HTTPS Everywhere)としてここ数年で推し進められてきているものです。
▼常時 SSL 化が必要とされる背景
通信路の暗号化が必要となるのは、同じ通信経路上にいる悪意をもった中間者による盗聴や傍受、さらには攻撃といった被害を防ぐことが主ですが、以前に比べてもその必要性が高くなっています。
というのも、公衆有線 LANサービスが普及してきてプライベート・業務を問わず多くの人がこのようなネットワークを利用するようになっています。無線 LANでは、意図せずに第三者が同じネットワーク上に存在する状況になるためセキュリティに対する注意が欠かせません。
Wi-Fi環境での通信を傍受・盗聴するようなツールは既に存在しますので、通信路の暗号化は欠かせないということです。
- Yahoo! JAPAN サービスは常時 SSL ( AOSSL )に対応します (ヤフー)
http://docs.yahoo.co.jp/info/aossl/- HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります (グーグル)
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/12/indexing-https-pages-by-default.html- HTTPS をランキング シグナルに使用します(グーグル)
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2014/08/https-as-ranking-signal.html
スタッフのツイート
【藤井】
最近「たぬき豆腐」というメニューを知りました。
わかめ、きゅうり、練り物、ねぎ、揚げ玉といわゆる「冷やしたぬきうどん・そば」の具をお豆腐にのせて麺つゆをかけていただきます。
簡単で冷やしで食べても熱々で食べても美味しいので夕飯の一品におすすめです。
余談ですが関西では「たぬき」というと「甘い油揚げが乗ったそば」の事を指すようで冷やしたぬきうどん、なるものは存在しないのです。
大好物なのに確かに見かけません…。
【豊桑】
梅雨に入って蒸し暑さが増すとともに、奴らの季節がやってきました。蚊です。
用水路や田んぼに近いためか夜中に羽音で起こされることもしばしば・・・
家の前の側溝にボウフラ退治の薬を撒いたりもしてみましたがあまり効果が出ておりません。
ベープマットが今のところ効いていますが何か根本的な対応策は無いものかと悩んでおります。。。
【田島】
色とりどりの短冊をたくさんの場所で見かけるようになりました。
ハートがいっぱい書いてある愛らしい短冊、将来の夢が力いっぱい大きく書いてある短冊。
今年は私も短冊を書いてみようかな。欲しいもの?将来の夢?小一時間悩みそうです(笑)
【青木】
梅仕事の時期ですね。
梅干や梅ジュースは疲労回復や熱中症予防の効果があるといいますが、さらに申年の梅は12年に一度の縁起物とのことで厄も払ってくれるそうです。
今年はカリカリ梅・梅味噌・梅酒・梅ジュースと色々仕込んだので、梅パワーで猛暑も厄年も乗り切りたいです。