Windows10 登場!
こんにちは、ピーシー・ブレインの高山です。
今年の夏は、事前の予報とは違って梅雨明けと同時に一気に暑くなりました。室内で仕事しても熱中症になることもあるので十分に水分補給しましょう。
さて、今回はWindows10とクラウドに関する話題でお届けします。
Windows10アップグレード提供開始!
Windows 8.1 から「9」を飛ばしていきなり「10」としたことでも話題になりました。
さて、このWindows10 ですが、いままでと違うのは、機能だけでなくその入手方法にもあります。Windows7/8のPCではある時期から「予約」を案内するボタンやメッセージが表示されるようになっていたはずです。従来のパッケージ販売ではなく配信の形を取っているのも大きな特徴です。
それがゆえに、私たちに寄せられる質問や疑問も多くなってきています。
そこで今回は、このWindows10について取り上げてみます。
▼Windows10で何が変わる?
OSとしてはこれまでのWindows7/8までと同じように、いろいろと機能やセキュリティ改良はされています。Windows8で無くなってしまったスタートメニューが復活するといったこともありますが、この先のOSのアップデート方針に大きな特徴があります。今後はWindows10上で、機能アップやセキュリティアップデートなどが随時(おそらく今までより頻繁に)行われてゆくようになります。ちょうどiPhoneのiOSのような感じです。OSというよりも「基本サービス」に近い位置付けに変わってゆくようです。
なおこれまでのWindows(7or8)との差については、こちらの資料にまとまっていますので気になる方は参照してみてください。
Windows 10 早わかり操作ガイドダウンロード
http://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/campaign/windows10/compat/
Windows10はすぐに必要か?
今回無料アップグレードが通知されていることで、問合せが多いのが「Windows10に申し込んだ方がいいのか?」という疑問・質問です。
いち早く新しい機能を使ってみたい!というその気満々の好奇心旺盛な方でも、まずは影響範囲については認識しておきましょう。
▼注意が必要な点
業務システム、業務アプリの互換性
個人的に趣味で利用する程度であれば良いですが、業務で使うPCについては普段使うシステムが正常に動作することが確認きるまでは待ちましょう。
インターネットサービスの利用
Windows10ではブラウザも変わります。標準ブラウザがインターネットエクスプローラから「Edge」と呼ばれるブラウザに変わります。銀行・金融関係のサービスはもちろんですが、ECサイトやCMSの管理画面、クラウドサービスではまだ対応が間に合っていないケースもあります。
プリンタなど周辺機器の利用と互換性
プリンタや複合機、スキャナーなど機器・デバイスを利用している場合も注意が必要です。「ドライバ」と呼ばれる制御のプログラムは機器メーカーから提供されますが、この検証が済んでいない場合もあります。
ということで、上記を考えると現時点では、いますぐWindows10にアップグレードする必要はありません。
▼製品・サービスの提供者の立場の方は互換性のチェックを!
ここまでは利用者としての話ですが、逆の立場でWindowsのアプリやシステムを提供している、インターネットで独自のサービスを提供している場合は、利用者のためのWindows10対応の検証が必要です。
特に個人向けサービスを提供している場合は、ビジネスユーザーに比べて移行も早いと予想されるので、できるだけ早めに対応を進めた方がよいでしょう。
前述のようにブラウザが変わることによってWebサイトの見え方や、Webサービスの挙動が変わってきますので、確認が必要です。
▼1年間は無料アップグレード期間
Windows10への無料アップグレードは1年以内であればできます。慌てて予約しなくても時間は十分にあります。必要性を感じてから期間内に手続きをすれば無料で利用できます。
※なお、予約と配信は別です。予約したらすぐにダウンロードできる訳ではありません。配信は順番待ちになっていて、すぐに使える訳ではありません。本当に急ぐ場合は「購入」する方が良いでしょう。
《★予約は取り消しできます》
無料アップグレードの案内をついクリックして、その気もなかったのに予約してしまった、利用しているアプリ・サービスが対応していないことが分かったなど、予約を取り消すこともできます。アップグレード予約のアイコンを再度開いて、「確認の表示」を開くと「予約の取り消し」という表示が現れますので、それをクリックすれば予約を取り消すことができます。もちろんその後で再度予約することもできます。
クラウドを利用するメリット・デメリット
Windows10とは別にもう1点、最近耳にすることの多い話題が「クラウド」です。
セールスを受ける機会も多いのですが、良い点もあればそうでない点もあります。選択・導入にはそれぞれの点の理解が必要です。
▼クラウドを利用するデメリット・弱点
ネットワーク接続が必要
接続のない環境や、ネットワークに障害が発生してしまうと利用することができません。また、回線速度は、快適度や効率に大きな影響を与えます
信用・セキュリティは提供会社に依存
外部にデータを預ける形になりこの点を気にされる方は比較的多いです。サービス会社の大小を問わず自社ではない企業の信用力・セキュリティ対策に影響を受けます。運営先にも目を向けましょう
ランニング費用がかかり続ける
継続サービスなので、利用している期間はずっと費用がかかります。利用期間が長くなるにつれてコストが累積していきます
▼クラウドを利用するメリット
サービスそれぞれの特徴がありますが、大きなメリットとしては、
初期費用が抑えられる
同レベルのサービスを自社で構築・運用する場合に比べて、非常に低価格で早くサービスを利用するこができます。また従量課金(使った分だけの費用)との組合せでは、初期投資全体を大きく抑えることができ新サービス・ビジネスの立ち上げにも適した使い方ができます
災害に強い
地理的な制限を受けないので災害の影響を極めて受けにくく、確実にデータを保全することができます
このような特徴を理解することで良いとこ取りするような選択もできます。
例えば、普段の利用は(クラウドではない)社内環境で行い、バックアップをクラウドの残すという混合させた使い方も最近ではよく見られます。バックアップのようになだらかに使用量が変化する用途では従量課金プランと併せて、費用の最適化(低減)も実現しているケースもあります。
社長のつぶやき・・・ 少年サッカーチームの夏合宿
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、週末は地元の少年サッカーチームで小学生にサッカーの指導をしております。
そのサッカーチームの三大行事のひとつ、夏合宿に今年も参加してきました。
4年生から6年生までの選手と指導者そして父母、合わせて約120名が協力して2泊3日の夏合宿を行うのですが、何が大変かと言えば、初日の昼食を除き3日間の食事は全て自炊で賄うところ。
学校の給食室で使うような大きな鍋釜と薪でご飯を炊いたり、カレーや牛丼を作ったり、炭火を使ってバーベキューをやったり等々、日常とは違う方法で毎回120名分の食事を作るわけです。中には、おかしな味付けや、分量を間違えて腹ペコで終わっちゃったりなど、いろんな失敗もありますが、それも楽しい思い出のひとつ。
このサッカーチームでは薪の割り方、火の熾し方、ご飯の炊き方など、ベテランコーチが若手コーチに教え、技を引き継ぎながら、30年以上同じスタイルで夏合宿を行ってきました。
こうした大変な作業を選手、指導者、父母が連携、協力して行う事で生まれてくるチームとしての一体感と達成感。そして人と人との新たなつながり。これらは何物にも代えられないお宝となります。
そして最後、3日目の昼食メニューは川遊びをしながら川原で「鮎の塩焼き」で締めくくりとなりました。