スマートフォン対応が検索結果に影響
こんにちは、ピーシー・ブレインの高山です。
さくらの開花もちらほらと耳にするようになり、このレターが届く頃にはすっかり満開のところもありそうですね。
さて、ホームページの活用方法を中心とした「WEBマーケティングのヒント」というタイトルで、今月も情報をお届けいたします。
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スマートフォン対応が検索結果に影響
2月号のニュースレターで「グーグルからのスマートフォン対応の勧め」というテーマで、グーグルからのスマートフォン対応状況についてのメールが届いるということをお伝えしました。
実はそれはグーグルのアルゴリズム変更の最終的な通知だったようです。
グーグルは4月21日からホームページがスマートフォン対応(「モバイルフレンドリー」と称しています)であるかどうかを検索結果の判定要素に加えると正式に発表しました。(ウェブマスターブログ:http://goo.gl/LVvPH6)
何が変わる?影響はどこまで?
気になるのは、いったいどのように変わるのか、そしてどんな影響があるのか、どうやって判断されるのかといった点です。これらの点については、ディスカッションなどいろいろな情報が出てきているので一度整理してみましょう。
- 実施は2015年4月21日
- モバイルフレンドリー(スマートフォン対応)であるかどうかが評価基準
- モバイルフレンドリーテスト(グーグルが提供)でOKとれなれば良い(ただし全てクリアする必要)
- サイト全体ではなくてページ単位で判定される
このようなモバイルファーストとも言えるような対応をグーグルが取るようになった背景として次の様に説明しています。
米国では、スマートフォン所有者の 94% がローカル情報をスマートフォンで検索しています。 モバイル検索の 77% は自宅や職場で行われています。パソコンがある可能性が高いこれらの場所でモバイル検索が行われているのは興味深いことです。
以降では、モバイルフレンドリー(スマホ対応)をチェックする方法や、対応について説明します。
モバイルフレンドリーの判定について
今回のアナウンスの特徴は、基準がとてもはっきりしていることです。
「モバイルフレンドリーテスト」というツールが提供されており、その結果が「問題ありません。」となっていればOKというものです。
問題がある場合には、そのように判断されている理由も表示されます。
▼モバイルフレンドリーテスト
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/
モバイルフレンドリーへの対応方法は?
残念ながらモバイルフレンドリーではないと判断された場合の対応でも、具体的な対策方法が紹介されています。モバイルフレンドリーテストとは別のツールになりますが、有用なものとしては次のものがあります。
- モバイルユーザビリティレポート(ウェブマスターツール)
- PageSpeed Insights(ディベロッパーツール)
モバイルユーザビリティレポートでは、ホームページ全体の中でスマートフォン対応としても問題のあるページをその課題(問題点)ごとにレポートしてくれます。サイト全体の対応状況を把握するのに便利です。
一方のPageSpeed Insights については、個別のページの中のどの要素をどのように修正すると良いのを詳細にレポートしてくれます。ただ、このレポート内容はかなり厳密なので、この通りに全て対応しないとダメということではありません。
いますぐにスマートフォン対応する予定がない、自社ではあまり気にしていないという場合でも上記のレポートを確認しておくことをお勧めします。問合せはPCからであっても情報収集はスマートフォンからというスタイルはますます増加していますので、リニューアルやコンテンツ追加の際にはそういった利用者への配慮もいずれかのタイミングで必要になってきます。
ほかにもスマートフォン対応として役に立つ情報は次のようなところでも掲載されています。
- モバイルガイド https://developers.google.com/webmasters/mobile-sites/
- モバイルSEO https://developers.google.com/webmasters/mobile-sites/mobile-seo/
- よくあるミスを回避する https://developers.google.com/webmasters/mobile-sites/mobile-seo/common-mistakes/
※ここで書かれている内容については、機会を改めて紹介・解説してゆきたいと思っています。
スマートフォン対応の判断は現状分析から
なお今回のグーグル検索の評価アルゴリズム変更ですが、PCからの検索が十分に多く効果的で、集客の点でもスマートフォンからの検索については無視できるケースについてはあまり神経質にならなくても問題ならない可能性があります。
ただし、その判断は感覚に頼らずにアクセス解析の数字を利用して正しく現状を把握することが必要です。
社長のつぶやき・・・ トロトロ牛スジ煮込み!
週末に赤味噌ベースの牛スジ煮込みを作りました。 仕上がりは、イメージどおりトロトロでお酒のあてにピッタリ、完璧、自信作。
スジ肉1キロを調達して、それをネットのレシピを頼りに圧力鍋で調理開始。
午前中から始めてお昼頃には調理終了したのですが、スグには食しません。 レシピのコメントには、一旦、自然に冷まして寝かせ、しっかりと味を浸み込ませましょうと書いてあったので、そのとおりに我慢。
すると夕方には、味が良く浸み込んだトロトロ牛スジ煮込みに変化していました。
情報と道具が揃えば、ド素人でも出来ちゃうんですね~。
我ながらビックリ。