グーグルが2つの更新を実施しました
こんにちは、ピーシー・ブレインの高山です。
普段はあまり野球を見ない私ですが、楽天の田中投手には本当に脱帽です。リーグ優勝を決めた試合のストレート勝負は鳥肌たちましたね!
さて、今月もホームページの活用方法を中心とした「WEBマーケティングのヒント」というタイトルで情報をお届けいたします。
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Seoトピック:グーグルが2つの更新を実施
この10月に、グーグルから検索エンジンのアルゴリズムに関する大きな発表が2つありました。
1つは、「ペンギンアップデート」と呼ばれる低品質なサイトを排除する仕組みの更新版の展開に関するものです。
スパムサイトやガイドライン違反のサイトをより正確に識別することを目的にしていますので、通常のサイトについてはほとんど影響がないはずです。
そしてもう一つが、「ハミングバード」と呼ばれる全く異なる検索アルゴリズムの導入です。
この「ハミングバード」ですが、入力された「質問」の「回答」を提供することを目標としています。従来の検索が「キーワード」の関連性を評価してページを返していたことに比べると、検索の意図を意識したアルゴリズムになっています。
iPhoneやiPadを使われている方では、ご存じだと思いますが以前から「Siri」と呼ばれる言語を解析して最適な答えを返すエージェントがあります。
今回のハミングバードも、このSiriに近い検索に答え方をしてくれると思えば分かりやすいかも知れません。(厳密には異なりますが)
具体的なハミングバードによる検索ついては比較情報がないので、これ!と挙げられるものが無いのですが、既にキーワードとは別の結果を返す検索の例としては、次のようものがあります。
コンテンツを重視する検索エンジン
今月のSEOトピックでも取り上げましたが、ここ数年の検索エンジン(特にグーグル)の傾向としては、リンクについては量よりも質を、そしてコンテンツそのものの有用性を重視するようになってきています。
グーグルではホームページの運営者(ウェブマスター)向けに「ガイドライン」を提供していますが、この中でも
デザインとコンテンツに関するガイドライン では、
「情報が豊富で便利なサイトを作成し、コンテンツをわかりやすく正確に記述します。」
と記載されています。また、
品質に関するガイドライン の項目では、
「検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。」
と記述されていて、コンテンツの質を上げることを推奨しています。
▼時間とともに低下する検索順位
こんな経験をしたことがある、あるいは話を聞いたことはないでしょうか?
ホームページを制作会社に依頼してリニューアルし、その効果もあってしばらくは検索結果も上位に表示され、問合せも増えてホームページの効果をその時には実感していました。ところが、反応があるということでそのまま何もせずに放置しておいたら、検索順位はどんどん下落。それに伴って気づいてみたら問合せはすっかり来なくなってしまった・・・
検索エンジンの評価は、一時のものが継続して有効な訳ではありませんし、保証されているものでもありません。更新される回数が少なければ検索エンジンがチェックに来る(クロール)頻度も減ります。それだけでなく周りの競合他社も努力・工夫してきます。こうなると相対的に評価は下がります。更に、ホームページの訪問者にしてみたら、以前に見た時から全く情報が変わっていなければ、次に見ることはなくなります。検索エンジンの評価が下がり順位が落ちるだけでなくアクセス数も減って行く訳です。
「以前は問合せもあったのに、最近はさっぱりだ。やっぱりホームページだけじゃだめじゃないのか・・」
と思っていたら要注意です。
▼SEO対策には情報発信者側の頑張りが欠かせません
このように、ホームページは一度作ったら終わりということはありません。検索エンジン側もどんどん進化してゆきますし、閲覧する側も常に新しい情報をチェックしています。
より有用で評価される情報、コンテンツを発信してゆくためには、制作会社や業者に任せ放しにするのではなく、日々の業務の中から役に立つ情報・ヒントをホームページにフィードバックしてゆく必要があります。これは実際にサービスや商品を提供、販売している皆さん自身が頑張らないといけないところです。
最近のSEO対策では、「コンテンツ イズ キング」と評されますが、良質なコンテンツこそが最良のSEO対策であるとして、質の良いコンテンツの提供を積み重ねてゆくことが求められています。
コツコツ更新することは、更新頻度を高めることになり、検索エンジンから評価される機会も多くなります。ブログや、ニュース記事、事例などのコンテンツが検索結果の上位に登場することが多いのも実はこういった理由だったりするのです。
更新することで活性化するSEO対策
ホームページを更新することの意味や重要性は理解いただけと思いますので、ここではもう少し具体的に「更新」について説明してゆきます。
▼更新する=部分的な書き換えではありません!
「更新」というのは、同じページの一部をちょこちょこと書き換えるということではありません。
更新頻度を上げるためだけに、毎日のようにページの一部をちょこちょこと書き換えたとしても、検索エンジンの評価は変わりません。
ホームページ全体に対して、良質なコンテンツ、利用者にとって有用なコンテンツを追加・メンテナンスしてゆくということが「更新」なのです。
コンテンツを増やすことは、訪問者との接点を増やすことつながります。
▼更新しやすいコンテンツの例
【事例の掲載】
見込み客にとっては、その製品やサービスがどれくらい自分の役に立つのかはとても気になることです。自分と近い環境・状況の事例があれば間違いなく参考になります。事例の数は見やすさを損なわない限り多い方が良いです。
【質問されたことを掲載】
電話やメールなどの問合せで聞かれたこと、というのは現在のホームページでは十分に伝え切れていないということです。
また、商談の中でも同じように質問されていることがあれば、そのようなことに対して説明するコンテンツを追加すれば良いのです。
【古いコンテンツの見直し】
過去に掲載した情報は、既に内容が古く、場合によっては正しくない情報が掲載されてしまっている場合もあります。定期的にチェックして書き換える機会を持つと良いでしょう。
表現や説明方法を変えただけで、反応が上がることも少なくありません。
ラクに更新したいのならCMSの利用はオススメです
コンテンツの充実は分かった。でも、コンテンツを更新するのが大変。
とは言え、更新のたびに業者にお金を払って作業してもらうのもコストがかかる。
そう感じているのではれば、ラクに更新できるCMSの利用がオススメです。
最近ではWordpressのような無料のツールを利用するケースも多く、ランニングのコストを抑えた運用が可能です。
WordPressは世界的にも利用者の多いツールで、オープンソースと呼ばれる誰もが無料で利用できるツールです。事例や情報も多いため、ホームページの一部または全体に使われることも最近では増えています。
▼Wordpressを使うときの注意
利用者が多いということは、一方で注意が必要なこともあります。
不正アクセスの対象とされることも多く、最近は一度に8000を越えるサイトが改ざんされた右図のような事件もありました。
無料ツールのセキュリティは「自己責任」ですので、心配であれば信用のおけるパートナーに任せましょう。
社長のつぶやき
「ある日のできごと」
週末、自宅の庭でアリの巣退治をしていたところ、80歳くらいの見知らぬおじいちゃんがやって来て、「包丁砥ぎのご用はないですか?」と。 いつもならお断りするとこなんですが、そのおじいちゃんの足元を見ると、何故かピカピカのオレンジ色のサッカースパイクを履いてるんです。
そう、あの裏がボコボコしたやつ。
それが可笑しくて、どうにも気になって、自宅の包丁を5本砥いでもらう事にしました。
訳を聞くと、「捨てるって言うから貰った。なんでボコボコしてんだか知んねえ」だそうです。
包丁5本を持参の砥石で丁寧に砥いでもらって1,500円。(安っ!) なのに1本は材質のせいか「うまく砥げたか(考)・・・納得いかねえ」と300円返金され、そして、顔の前で両手を合わせて「今日はこの金で大好きなラーメンが食える。ありがとう」そう言って去って行きました。
驚くほど切れ味良い包丁になった(玉ねぎ刻んでも涙が出なくなった)うえに、可笑し楽しい気持ちにさせてくれて、最後に感謝までされて、なんだかほっこりした体験だったのでここに書かせていただきました。
この職人気質のオレンジ色のスパイク履いた刃物砥ぎのおじいちゃん、「天気いい日は砥石持って松戸あたりをうろちょろしてる」らしいです。