2012年の年間検索ランキング(Yahoo!)
こんにちは、ピーシー・ブレインの高山です。
タレントの「鉄拳」が作った『振り子』というパラパラ漫画の動画をご存じでしょうか?英国ロックバンドの正式PVにもなったことで話題になっていますが、私は視聴して思わず涙をこぼしてしまいました・・・
さて、ホームページの活用方法を中心とした「WEBマーケティングのヒント」というタイトルで、情報をお届けいたします。
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2012年の年間検索ランキング(Yahoo!)
ヤフーから2012年の年間検索ランキングが発表されました。集計期間は2012年1月1日~2012年10月31日です。
総合のランキングは、右図の通りです。
10位以内の顔ぶれは前年のものとほとんど変わりません。前年というよりは最近の傾向としては、上位の検索ワードについては大きく変わらなくなってきています。
そんな中で大きく変動があったのが、ソーシャル関係のサービス名の2つのワードです。
「facebook」は昨年の9以下から2位に大きく順位を上げました。SNSの中でもしっかり認知された状況です。一方でこれまで上位にいた「mixi」は6位に順位を落としています。利用者数やアクティブユーザーの状況を見ても下落傾向にあるので、このままだと次年度以降はさらに順位を落としてゆくでしょう。
また、総合ランキングの他にも各種のランキングも発表されています。
このうち「スマートフォン検索」では、「facebook」が1位となっていてスマートフォンユーザーの実態を反映したものになっていると言えます。「Mobage」「GREE」といったモバイル向けサービスや、「天気予報」といった外出先での検索といったワードが20位以下に現れるのは、スマートフォンならでは利用状況を表しています。
大きく変化している検索エンジン
ここ数年の検索エンジンによるホームページの評価方法が大きく変わっています。
従来は、「被リンク」「外部リンク」といった要素が評価の大きなポイントを占めると言われていたため、いかにしてこのリンクを増やすかという点ばかりが注目されていました。
このリンクを増やすという行為は、対応としてはそれほど難しくないため(リンクを張る先のページを用意する、確保しておいて、そこに依頼する、あるいは自動的にリンクを生成するような仕組みを仕込む等々)、裏技的なテクニックに走るSEO業者が生まれる背景にもなっていました(実際手っ取り早く効果を上げた時期もあったので)。
この結果、検索結果の一覧には、利用者にとっては価値のない情報一覧サイトや広告だらけのサイトなどが多く占めるようになってゆきます。これは検索エンジンにとっては好ましい状況ではないので、検索アルゴリズムも変更されます。このようなSEO業者とのイタチごっこの状態が続いた時期もありましたが、それもここ1年程で劇的に変わりました。
今年に入って日本にも適用されたグーグルの「パンダアップデート」などがその対応ですが、今までの変更がサイト評価の加点方法を中心としてものだったのに対して、減点方式(ペナルティ・罰則)も取り入れるようになったのです。以前からもペナルティの適用が厳格化された訳です。
リンクに対する評価点が下がって行く中で、提供される「コンテンツの質」そのものを評価する仕組みが取り入れられてきて、機械的な対応ではSEO対策の成果が上がらないどころか、かえって順位を落とす状況になってきています。
一括登録サービスの利用は意味がないだけでなく有害
リンクに対する評価が変化したことで、注意すべきことがあります。中小規模の検索エンジンへの一括登録サービスの利用です。かつての検索エンジンが洗練されていない時代には、この様なサービスもそれなりの役目を果たしていました。グーグルやヤフー以外の個人が作ったようなサイトを含む中小規模の検索エンジンへ登録することで、結果としてリンク数を増やしてゆくというものです。当時はソーシャルメディアやブログのようなサービスも無く、情報を発信できるプラットフォームが限られていたこともあって、多少なりともリンクの評価対象にはなっていました。ですが現時点では、登録すること自体に意味がないだけでなく、Googleのガイドライン違反と判断される場合もあるので、百害あって一理なしなので止めましょう。(Googleのフォーラム内で、Googleスタッフによっても説明されています)
なお、Yahoo! JAPAN ビジネスエクスプレスのような単一サイトへの登録は、対象にはなりません。ヤフーのようにオーソリティ(権威)があるサイトは、それ自体に集客力があり送客のチャネルになるので、SEO対策の効果は別としても、アクセスを集める効果はあります。
これから先のSEO対策を考える
▼コンテンツの質を高める
検索エンジン(の特性)を対象にする代わりに、読み手である「人」を対象にしてコンテンツを作成する方が、良い結果をもたらします。検索エンジンは文章の解析力・認識力が大幅に進化してきているので、特定のキーワードを詰め込む必要はありません(詰め込むのは今ではNG)。検索エンジン側が、同意語(同義語)や関連語を認識してキーワードと関連づけるため、より自然な書き方が好まれるようになっています。
まとめると、
- 検索エンジンに向けてではなくユーザーに向けて自然に書く。
- 検索エンジン側で同義語を認識するので、活用して文章を構成する
- 自然な表現で文章を書く(ムリにキーワードに置換しなくてOK)
- 複数キーワードの場合は、その通りに表現しなくても検索エンジンが文脈を理解する
▼リンクの質も高める
アルゴリズム変更によってリンクの効果はこれまでに比べると低くなりましたが、効果はまだまだあります。より「自然なリンク」が好まれるように変わっているので、その点を理解した上で対応しましょう。
一般的には自然な被リンクとは、画一的なものではなく多様性に富んでいるはずです。リンクを集める際には、以下の点に気を付ける必要があります。
- 相互リンクがほとんどということはあり得ない。片方向のリンクも必ず存在する
- 1万を超えるようなリンクがたかだか10程度のサーバー(IP)からということもない
- リンクされているページが極端にトップページに偏る事もないはずである
- リンクに利用されているアンカーテキストがほとんど同じと言うのはかなり作為的である
▼まずは問題点の解消から
- 重複コンテンツは排除する(意図せずにCMSで生成されている場合もあります)
- キーワードの乱用を止める(同意語、関連語を利用した自然な文体が望ましい)
- (検索エンジン用の)誘導ページがあれば取り除く(ガイドライン違反です)
- フッターリンクを見直す(キーワードの羅列は低評価になります)
- 自動のアンカーテキストではなく自然な文章に書き換える
- スパムコメントを取り除く(CMSやブログなどを利用してコメントを許可している場合)
- 低品質ページを修正して価値あるページに書き換える
- 質の悪いライティングは評価を下げるだけなので取り除く(存在しない方が良い)
- URLは統一する(wwwの有無を混在させない、統一させる)
- 不自然なリンクは消去する(ペナルティの対象になる)
- 隠しテキストなどガイドラインに反する記載は排除する
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年内営業のお知らせ
2012年の営業は12月28日(金)まで、2013年は1月4日(金)13:00より開始しますので、よろしくお願いいたします。
2012年11月号 『2012年の年間検索ランキング(Yahoo!)』