Google検索のSSL化が日本でも適用開始

こんにちは、ピーシー・ブレインの高山です。
桜の花のたよりもチラホラと、ようやく春らしい暖かい日が増えてきました。
さて、ホームページの活用方法を中心とした「WEBマーケティングのヒント」というタイトルで、情報をお届けいたします。

Contents

1 Google検索のSSL化が日本国内でも適用開始に
2 スマートフォンユーザーの特徴
3 お客様のご紹介　～　株式会社アトムズ様　～

Google検索のSSL化が日本国内でも適用開始に

米国では既に切り替えがされていたGoogle検索のSSL化（検索画面、結果表示画面がSSLという暗号化通信方式に対応）が、この3月に日本国内にも展開されました。

Google の検索セキュリティを強化しました [Google Japan Blog]
http://goo.gl/KzdrS

この変更による利用者側のメリットは次のようにアナウンスされています。

「この変更により、ログインしてgoogle.co.jp をお使いの際に、検索キーワードと検索結果のページが暗号化されるようになります。公衆無線LAN やセキュリティのない通信環境等で利用される際にぜひご活用ください。」

利用者のセキュリティという点では安心なのですが、ホームページを運営する側からは実はとても気になる点があります。それは・・・
このSSL化されたGoogle検索からのホームページへの流入については、「キーワード」がアクセス解析で取得できないというものです。

これまではどんなキーワードでホームページに到達したのか、反応が良かったのかということが分かっていて、そのレポートによっていろいろな対策をたてることができたのですが、それが出来なくなってしまうのです。

Google Analyticsでは、「not provided」として集計される数値を見ると今月に入って急に増えている様子が分かります。（参考：上のグラフ、Google検索からのアクセスのうち”not provided”のもの）

なお、全てのアクセスがこのようにキーワードが取れなくなる訳ではありません。
GmailなどのGoogleのサービスを利用するためのアカウントを取得していて、「ログインした状態で検索」を行った場合が対象です。Googleの発表では全体の10%程度が影響を受けるだろうということです。とは言え、Googleサービスの利用者はどんどん増えていますので、影響の度合いはもう少し増えることが予想されます。
※ホームページの特性、利用者の属性にもよって異なります。

スマートフォンユーザーの特徴

Googleが調査会社と共同で行ったスマートフォン利用に関する調査のレポートの一部が先日公開されました。
調査は世界６カ国が対象で、日本も含まれています。

ここでは、公開されたレポートの中からスマートフォンユーザーの特徴が分かる項目についてピックアップして紹介します。

スマートフォンの利用に影響を与える状況、メディア

日本では、「テレビを見ながら」「テレビ」という媒体が53％にも上っています。テレビを見ていて気になることがあった場合にすぐに調べられるツールとして活用されていることが予想されます。
また、他には「雑誌」、「ポスター」などのメディアも35％を超える割合となっています。

日本では、「テレビを見ながら」「テレビ」という媒体が53％にも上っています。テレビを見ていて気になることがあった場合にすぐに調べられるツールとして活用されていることが予想されます。
また、他には「雑誌」、「ポスター」などのメディアも35％を超える割合となっています。

検索エンジンの利用率は99％

スマートフォンでは検索エンジンの利用は99％となっていて欠かせないものになっています。私自身も辞書・辞典が代わりにスマートフォンを使うことはすでに日常化していて、PCよりも便利に使っていますので、このことは実感としてもよく理解できます。

地域情報を探すために使う

さらに、地域情報を検索した78％のユーザーはその後に何らかのアクション（電話、問い合わせ、予約、注文、訪問等）をしているということで、行動に与える影響、ツールとしての役割はかなり大きいと言えます。

モバイルからの購入は40%

統計上は「モバイルショッピング」となっているのでスマートフォンからの購入そのものではないかも知れませんが、日本は回答国で最多の40％のユーザーが経験ありと回答しています。ECサイトの運営者もここ1年でスマートフォンからの注文が激増したと言われる方が多いです。
私も最近の書籍の注文(Amazon）は、電車の移動中や、講演を聞いている最中など、スマートフォンからが圧倒的に多くなっています。