いまどきネット事情・ソーシャルメディアの利用
こんにちは、ピーシー・ブレインの高山です。
今年もあと1ヶ月を残すのみとなりました。
さて、ホームページの活用方法を中心とした「WEBマーケティングのヒント」というタイトルで、情報をお届けいたします。
Contents
いまどきネット活用 ~ ソーシャルメディア利用
2010年が「ソーシャルメディア元年」と呼ばれたように今年も引き続きfacebook などのソーシャルメディアが注目されています。
インターネットマーケティングの世界でもソーシャルメディアを積極的に活用しましょうと言っているマーケターも少なくありません。
実際、facebookはうまく使えればとても大きな力を持ったメディアになり得ます。
ですが一方で、ソーシャルメディアならではの注意が必要な点もあります。このことに気づかないとむしろダメージを受けてしまうこともあります。
facebookを利用する際には特に次の点に気を配ってください。
売り込みに対する抵抗感が強い
少しでも売り込みの雰囲気を感じればすぐそっぽを向かれます。「人」と「人」とのつながりを大切にしているので、facebook上ではあくまでも信頼関係の構築にとどめるべきです。リスト集めの仕組みはソーシャルメディアの外の別サイトで行う方が望ましいです。
双方向性が極めて高い
ブログのような一方的な情報発信ではなく、コメントにもコメントするなど会話的なやりとりが好まれます。
結果を急ぎすぎない
直接的な成果、結果は期待はずれになります。あくまでもきっかけ作り、信頼関係作りの一つのスタイルとして利用するくらいに考えた方が良いでしょう。
ソーシャルメディアは手がかかるものなので、それを億劫に感じるのであればムリに手を出す必要はありません。
モバイルあれこれ ~ スマートフォン対応
モバイルホームページというと、ちょっと前まではフューチャーホン、ガラケー(ガラパゴス携帯)と呼ばれるiモードなどの携帯電話向けのものでしたが、いまではスマートフォンからのアクセスがものすごい勢いで増えてきています。
先月はauからもiPhoneが発売されてこともあり、また最大手のドコモがここに来て一気にスマートフォンを投入してきたように、この流れはさらに加速してゆきます。
スマートフォンでは、PC用のホームページをそのまま見る事をできるのですが、画面サイズが小さいので使い勝手が良いとは言えません。やはりスマートフォンに最適化されたホームページの方が格段に使い勝手は良いのですが、今の時点ではまだ多くありません。
一方ホームページを運営・提供する側からすると、今までの「PC用」「携帯用」に加えて、スマートフォン対応を追加することになるためなかなか頭の痛い問題です。
それでも専用のページが用意できない場合には、モバイルだからと携帯用のページを見せるよりもPC用ページを見せた方が、利用者にとっては良いでしょう。
アクセス解析活用 ~ 可視化されたレポート
ホームページの状況確認にアクセス解析ツールは欠かせませんが、グーグルの提供するアクセス解析ツールのアナリティクスにまた新たな機能が追加されました。
アクセス解析というと数字ばかりが並んでいて、とっつきにくいイメージを持っている方は少なくありません。
感覚ではなくて実数として把握しておくことが必要・大切であると頭では理解していても、数字をおっかけてゆくのは慣れるまでは面倒なものです。
こういった声が届いたのかどうかは定かではありませんが、アナリティクスに「ユーザーの動線を可視化」するメニューが追加されました。
「ビジュアルフロー」と呼ばれる機能です。従来も特定ページの前後の動きをグラフ化しているものはありましたが、今回の機能ではサイト全体のトラフィックを可視化しています。
「ユーザーフロー」ではホームページにどこから(検索エンジンや外部のブログ、広告など)流入してきて、どんなページを見に行ったのか、あるいはどこで離脱したのかをグラフというビジュアルで表現してくれます。
これまでも数字を追って行けば分かるのですが、全体を一目で把握することができるようになったので、傾向をつかむのにはとても便利です。
また、「ゴールフロー」では設定した特定の目標ステップ(コンバージョンまでのフロー)までの流れをユーザーがどこまでフォローできたのかを同様にグラフ化してくれます。
数字嫌いでアクセス解析を敬遠してきた方にとってもこのレポートは分かりやすく有用ですので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
インターネット知識の再点検 ~ レンタルサーバー
ホームページでは必ず「サーバー」を利用しますが、自分で買ってきたサーバーを自社内に設置して使うやり方は今ではあまりほとんどありません。どこかのレンタルサーバーを使っているケースがほとんどです。
このレンタルサーバーですが、たくさんの種類があって値段もまちまちです。この値段の違いにはもちろん理由があるのですが、このことについては意外なほど知られていません。
多くのレンタルサーバーは「共用」という形で1台の機械を複数の利用者で分け合って使っています。また、機械だけでなくデータセンターとインターネットを接続する回線やこれらを収容しているネットワーク機器も共用しています。
これによって、利用料金を分担することができ、自前で用意する時よりも低価格を実現しているのです。
問題は共用の程度です。これは各社・各サービスでバラバラです。1台あたり数ユーザー程度に限定するところから、100以上を収容するようなところも珍しくありません。
料金は当然大勢で負担した方が安くなりますが、他人の影響を受ける割合も飛躍的に大きくなりますから、時間帯や利用状況によっては「遅い」「つながらない」「エラーになる」などの現象が発生します。
また、グーグルの評価項目のひとつにページの読み込み速度を取り入れていますが、回線速度や回線の共用度合いは、こんなところにも影響を与えます。
ほかにもデータのバックアップの有無や停電時の電源設備の違いなど異常時への備えの部分では大きな差があります。
実際、今年の震災後に実施された計画停電や2006年8月に発生した首都圏大規模停電の際にはバックアップ電源設備の差がサービスに影響を与えています。停電時には、まずバッテリーで電力をカバーしますが、バッテリーが不足するほど長引いた場合には、次の手段として非常用発電機を稼働させる必要があります。この設備は非常に高価な上、継続運転させるための燃料確保といった緊急対応まで想定しておく必要があり、誰もが導入・利用できる設備ではありません。
このような基盤に関わる信頼性が、インターネットを利用した商取引の安心、信用を支えている訳です。
月数百円程度のレンタルサーバーではここまでの対応を想定していないので、実験で使うのはともかくビジネスでの継続的に利用には不向きです。少なくとも月額数千円程度のサービスを利用しておいた方がいざというときには安心です。
店舗・事務所の場合は物件と家賃に相関があるように、サーバーにも関連があることは覚えておきましょう。
▼バックアップのススメ
サーバーは壊れます。珍しいことではありません。ですので、せっかくのコンテンツを失わないように手元に必ずバックアップを残しましょう!
お客様のご紹介 ~ 恵産業株式会社 様 ~
今回ご紹介するお客様は、千葉県船橋市の石材加工会社、「恵産業株式会社」様です。
これまでのホームページをWebQuick コースでリニューアルしました。
恵産業様は大理石や御影石などの石材を使った住宅やビル、公園などの工事を請け負っており、また船橋市の自社工場ではオーダー加工によるオリジナル石材を提供、それが恵産業様の強みになっています。
そうした自社工場の設備や技術を活かしてうまれた特許技術、「石玉回転噴水」(サイト内に動画を掲載)は公園や商業施設のモニュメント等、各地で利用されています。
SEO対策は”石材加工”で、以前は圏外でしたがリニューアル後1ヵ月半で12位まで上昇。さらに上位(10位以内)にリストされると見込んでいましたが、この11月末の時点で7位にランクされています。
恵産業株式会社
http://www.megumi-ind.co.jp
なお、WebQuickサービスの詳細について知りたい方は、担当までお気軽にお問い合せください。