ホームページの停電対策
こんにちは、ピーシー・ブレインの高山です。
先日発生いたしました大地震で被災された皆さまには、謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を願っております。
さて、ホームページの活用方法を中心とした「WEBマーケティングのヒント」というタイトルで、情報をお届けいたします。
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ホームページの停電対策は確認しましたか?
今回の地震ではホームページが情報伝達の手段として大きな役割を果たしています。もともと不特定多数へ向けての案内・周知という目的においては有効な手段ですが、タイムリーな情報提供や特定の地域、対象者向けの情報発信として力を発揮しています。
ところが、ホームページは、サーバーと呼ばれる電子機器や通信機器の基で稼働しているため、停電の影響を受けてしまいます。
今回の震災では、地震・津波などの直接被害だけでなく、電力供給力の低下による計画停電などが既に日常業務に影響を与えていますが、ホームページにも無関係ではありません。
事業所内に設置されているサーバーの場合はもちろんですが、業者のサーバーを預けている・利用している場合でも設置場所が停電エリアに該当すれば、停電の間はサーバーダウン・ホームページが見られない状態になってしまうのです。
サーバー機器の特徴としていきなり電源をオフにすることができません。このため安全に電源を落とすまでの時間を稼ぐために、停電対策としてUPSと呼ばれるバッテリ装置を設置しているケースはかなりあります。ただ、これは瞬断や短時間の停電を想定としたものです。そのため、長くても数十分程度の時間しか電力を供給することができません。
今回のような3時間にもわたって続く計画停電のような状況でサービスを継続提供するために用意されている設備ではないのです。
その結果、自治体などのホームページなどでも計画停電が実施された際には閲覧できなくなるといったことが発生しています。
※対策として停電時のために緊急用のホームページを別に用意しているところもあります。
一方、大手のデータセンターでは、数時間から数日間の停電であってもサービスを提供できるように、バックアップ電源、発電装置を備えています。計画停電が実施されたとしても問題無くサービスを提供し続けられるだけの設備を持っているのです。
ホームページの停電対策はふだんほとんど気にすることがない盲点です。
もし、業者から「うちはUPSがあるので停電があっても大丈夫」という説明をされたとしても、それはサーバー機器の故障を保護するという意味かも知れません。停電時でもサーバー・ホームページが稼働できる状態になっているのかを聞いた方がよいでしょう。
【参考】WEB-KOMONサービスについて
当社提供のサーバーサービスWEB-KOMONは、大手データセンター内に設置されており、十分な設備の下に運用されているため、停電時でもサービスが停止することはありません。
=== データセンターからのお知らせ ===
東京電力株式会社からの電源供給不足に関する計画停電つきまして、システム設備を設置しているすべてのデータセンターにおいて、非常用発電機を備えると共に十分な燃料を備蓄いたしておりますので、受電に問題が発生した場合においても電源供給に関する支障は発生しない見込みです。
Google時代の検索エンジン対策
2010年の末にヤフーの検索エンジンがGoogleに移行しました。この変更では、Google向けの対策のホームページが上昇したというよりも、ヤフー向け対策にばかり重点をおいたホームページが著しく下落した状態になっています。
このことは、現在では検索エンジン対策は、ほぼGoogle向けの対応に絞っても良いということを意味しています。
▼Googleの動向
そこで気になるのがGoogleの動きです。
昨年末にかけての動きはあくまでもヤフー側の話で、この時点でGoogleの検索エンジンに大きな変更はありませんでした。ただこれからはGoogle自体のサービスの変更などが大きな意味をもってきますので、注目する必要があります。
実はこの2月に、Googleが検索エンジンアルゴリズムの大きなアップデート(変更)を実施しています。
※Google(米国)の公式ブログ
http://goo.gl/Hhleh
このアップデートは、米国向けのサービスとして実施されたもので、現時点(2011年3月)では日本向けには適用されていないため、あまり話題にはなっていません。ただその内容は、12%もの検索結果が影響を受ける大変大きな変更となっています。
具体的にはコンテンツファームと呼ばれる、いままでSEO対策として多くの記事やリンクを掲載していたサイトの評価を見直すためのアルゴリズムの変更で、記事の内容・質が低いものは下落するようになりました。
なお、この変更は、時期は明らかにされていませんが、日本向けのサービスにも適用されます。急な順位変動に慌てないように準備しておきましょう。
コンテンツの質の評価が始まっています
2月のGoogleのアップデートでは、コンテンツファーム対策として品質の低いサイト、利用者の提供価値の低いもののランキングを下落するような、アルゴリズム変更がされているため、実際に低品質と判断されたコンテンツを持っているサイトは、検索結果に影響を受けています。
コンテンツの評価基準は、様々な要素によって決まりますが(200以上の評価項目が存在する)、Googleから公表されることは決してありません。SEO業者などが独自に研究していますがその一部の傾向が分かる程度で全容までは分かりません。
このような中でも、品質が低いと評価される可能性のあるコンテンツの特徴は分かっています。
▼質が低いと判断されるケース
- 極端にボリュームが小さい
- 他のコンテンツからコピーした内容が掲載されている
※オリジナリティに欠けるコンテンツ(引用が多い等) - 他のコンテンツと重複している
- 記事内容に比べて広告やリンクが多すぎる
また、次のようなケースでは、サイト全体が影響を受ける可能性があります
- サイト内に質の低いページが存在する
- 質の高いページがほとんどない
- 自動生成ページ、動的なページなどで被リンクがほとんどないようなページが大量にある
この機に改めて全体を見直してみてはいかがでしょう。
小手先ではなくあくまでも基本が大切
Googleは利用者視点で役に立つ情報を提供しているホームページ、コンテンツを正しく評価するように常に変化・進化しています。
これからのSEO対策はGoogle対応が中心となっていきますが、かといってやみくもにキーワードを増やす、関連のないようなホームページからのリンクを増やして被リンクを稼ぐような小手先の手法は意味を持たなくなります。それどころか、検索エンジンから排除されるようになってゆくでしょう。
これまでのSEO対策関連の記事でもお伝えしてきているように、質の高いコンテンツを提供することがますます重要になります。これは、Googleが発行しているガイドラインにもしっかり掲載されていることですのでまだ読まれていない方は目を通すことをおすすめします。
- ガイドライン
http://goo.gl/O8SD- 検索エンジン最適化スターター ガイド
http://goo.gl/1y1oz
SEOリフォームサービス
ピーシー・ブレインでは、SEO対策への取り組みとして検索エンジンを意識したサイト設計、制作を「SEOリフォームサービス」として提供しています。利用者視点での情報掲載、構造調整を中心に対策を行っており、お客様のホームページ開設の目的を達成するためのホームページへのアクセスアップを実現しています。
【参考】SEOリフォームの実績
当社で実施したここ半年ほどのSEOリフォーム(SEO対策サービス)の実績を以下に紹介いたします。参考にしていただければ幸いです。
なお、サービスについての詳細などにつきましては当社担当営業までお気軽にご相談ください。