今月のトピック
今月になって、知り合いから立て続けに「コンピュータウイルスに感染してしまった!?」という相談を受けました。よくよく様子を聞いてみると、実際にはウイルスではなくどちらも「アドウェア」と呼ばれるものでした。直接的な悪さはしないものの定期的にポップアップを表示したり、手の込んだ偽装画面で請求・支払のプレッシャーを与える、いわばネット版「振り込め詐欺」みたいなものです。最近のコンピュータウイルスは以前のメール感染から、Webサイト閲覧による感染に経路が変わってきているようですので、みなさんも気をつけてくださいね。
こんにちは、ピーシー・ブレインの高山です。
さて、ホームページの活用方法を中心とした「WEBマーケティングのヒント」というタイトルで、お役に立つ情報をお届けいたします。
Contents
今月のトピック
■楽天に中小企業向け地域活性化対策サイト
大手ショッピングモールを運営する楽天は6月22日、中小企業の地域産材料・食材を使った商品の特集ページ「地域の逸品発掘プロジェクト!」を楽天市場内にオープンしました。
このプロジェクトは、中小企業庁と中小企業基盤整備機構の中小企業向け地域活性化施策として、中小店舗の販路開拓を楽天がタイアップする形で支援し、楽天市場内の「まち楽」の特設ページとして運営されます。「まち楽」は、楽天市場で取り扱っている日本全国各地の特産品を紹介し、地方を元気にするための企画として、都道府県や市の“まち”単位にスポットを当て、各エリアの魅力ある商品やスポットを紹介しているもので、以前からもあります。
今回の特集ページに掲載されている店舗は、事前に実施された「地域の逸品コンテスト」にて選出された店舗で、既存店舗14店、新規店舗15店が選ばれています。
■関連情報
- 地域の逸品発掘プロジェクト!
http://event.rakuten.co.jp/area/special/chushokikou/ - 地域資源活用チャンネル(中小企業基盤整備機構)
http://j-net21.smrj.go.jp/expand/shigen/
SEO対策の基本と実践
今回は、問合せの多いSEO対策について、その基本と実践について取り上げます。
▼SEO対策で得られるメリット
SEO対策によって検索結果の上位に表示されることで、次のようなメリットを得ることができます。
- アクセス数がアップする
- 見込み度の高い訪問者が増える
- 検索エンジン連動広告の効果がアップする
▼検索エンジンの評価要素
検索エンジンは、利用者にとって適切な検索結果を返答するというミッションを持っています。
この適切な検索結果をいかに探し、提供するかということに、日夜研究・努力・試行を行っています。
SEO対策というと「被リンク」を増やすことだと捉えてしまう人もまだまだ多いのですが、これは検索エンジンにとっては200以上ある評価要素の一つにすぎません。
現在の検索エンジンは、ホームページの内部要因、外部要因の大きな2つの要因について、テーマ、テキスト、リンクの各要素で、評価をしています。被リンクはこのうちの外部要因の一要素に過ぎないのです。
内部要因、外部要因の双方のバランスの取れた対策が必要です。
▼SEO対策ではできないこと
SEO対策は、あくまでもアクセスアップの手段の一つです。
アクセスが増えたことによって問合せ、売上などはたしかに比例するかも知れませんが、反応率や成約率などを改善するものではありません。ですので、例えばもしあなたのホームページの課題が反応率の低さにあるのであれば、SEO対策の前に見直すべきことがあります。
ちょうど、お風呂を満たすのに栓をしないで蛇口を開けても湯はたまらないと同じ理屈です。
11月のニュースレターではトピックとして取り上げましたが、検索エンジン大手のGoogle がSEO 向けのガイドとして、「Google 検索エンジン最適化スターターガイド」を提供しています。
この後ここでは、その内容をピックアップして、独自の事例なども加えて解説します。
いま持っているホームページに適用してSEO対策を実施する、リニューアルの際のSEO対策の見直しとして役立てるなど活用してください。
独自で、適切なページタイトルをつける
ホームページの各ページにはそれぞれ「タイトル」を設定することができます。
タイトルとは、ホームページにアクセスしたときにブラウザの最上部のバーに表示される文字列です。ブックマークしたときの見出しにもなります。
また、検索結果ページには、このタイトルが通常は最初の行に表示されます。
検索キーワードに一致する語句がタイトルに含まれている場合には、その語句が太字になります。これによって検索者は、そのページが検索キーワードに関連しているかどうかを直感的に把握しやすくなっています。
検索エンジンでは、ホームページのそのページのトピックが何であるかを伝える情報源として、ページにはそれぞれ固有の独自なタイトルをつけることを期待しています。
また、ページの内容を適切に表現していることが必要です。本文との関連性が薄いページはどうしても評価が低くなります。
※ページを分割するひとつの基準は、このタイトルの関連性です。
トップページのタイトルには、ホームページ名や企業名に加えて、所在地や取扱商品などの重要な情報を含めることができます。
また、トップページからたどってゆく深い階層のページのタイトルについても、同様に各ページの内容を適切に表現していることが望ましいです。また、ページ見出しに加えてホームページ 名もタイトルに含めると良いでしょう。
▼良いページタイトルの付け方(「Google 検索エンジン最適化スターターガイド」より)
ページ内容を適切に記述する
- ページの内容を効果的に伝えるタイトルを選びましょう。
注意点
- 内容に無関係なタイトルは付けない
- 「無題」や「ページ 1」のような曖昧、もしくは初期設定のままのタイトルにしない
各ページに固有のタイトルを付ける
- それぞれのページには固有のタイトルが付いていることが理想的です。各ページがそれぞれどう違うのか Google の検索エンジンがより良く理解する手助けとなります
注意点
- サイトの大部分のページ、あるいはすべてのページに同じタイトルを使わない
簡潔で説明的なタイトルを付ける
- 短くてもページの内容がしっかり伝わるタイトルを付けるように心がけましょう。タイトルが長すぎると、検索結果にはその一部しか表示されません。
注意点
- ユーザーのためにならない、極端に長いタイトルは使わない
- title タグに不要なキーワードを詰め込まない
※Googleの検索結果にはタイトルは30文字程度までしか表示されません
ナビゲーションを容易にする
ホームページのナビゲーションは、サイト訪問者が速やかに目的のコンテンツにたどり着けるようにするために重要です。また、検索エンジンにとっては、どのコンテンツを重要と考えているのかを判断する材料になります。
すべてのホームページには「トップページ」が存在します。このページは多くの場合、最も頻繁に訪問され、サイト訪問者にとってページ閲覧の基点となります。
訪問者がトップ ページ からより詳細な内容のページにどのようにたどり着くのかをしっかりと考える必要があります。
例えば、あるトピックに関するページが複数あり、さらにそれらについて説明するページが存在するようなホームページの構成であれば、次のようなナビゲーションを考えます。
トップページ→関連トピックのリスト→特定のトピック
▼良いナビゲーションの作り方(「Google 検索エンジン最適化スターターガイド」より)
自然な階層構造を作る
- 一般的なコンテンツからより詳細な目的のコンテンツに、できるだけ簡単に移動できるようにしましょう。必要であればナビゲーションのページを追加し、サイトのページ間を移動しやすいようにしましょう。
注意点
- 例えば、すべてのページ上にサイト内にある他のあらゆるページへのリンクを掲載するような、複雑に絡み合ったナビゲーションを作らない
- コンテンツを細かく分割しすぎない
ナビゲーションはできるだけテキストにする
- サイトのページ間をつなぐナビゲーションの多くをテキストのリンクにすると、検索エンジンがクロールしやすく理解しやすいサイトにすることができます。多くのユーザーもテキストリンクを好みます。特に Flash や JavaScript に対応していない機器からアクセスするユーザーは、この方法を好むでしょう。
注意点
- ナビゲーションをドロップダウン メニューや画像、アニメーションのみで作ることは控える
「パンくず」 リストを使う
- パンくずリストとはページの上部か下部にある、内部リンクを 1 列に並べたもので、これを使えばユーザーはひとつ前の階層やトップページに素早く戻ることができます。多くのパンくずリストは最も左にトップページをおき、詳細なセクションに入るたびに右側に伸びていきます。
HTML のサイトマップをサイトに置き、XML サイトマップも使う
見出しタグを適切に使う
※このセクションはHTMLに関する知識を要する内容になっています。
見出しタグは、元々ホームページの構成・文章構造を表すために使われます。最も重要であることを示す <h1>(=見出し1) から順に、<h6>(=見出し6) まで、6 種類のサイズが定義されています。
この見出しを使って、例えばニュース記事を含むようなページでは、<h1> タグにサイトの名を(例:「NIKKEI NET」)、<h2> タグには記事のトピックを書いたり、商品紹介ページでは<h1>に商品名、<h2>に機能、仕様、サポート等の情報項目を書くことが一般的です
複数の見出しタグを使い分けてコンテンツに階層構造を持たせると、ユーザーがページを読み進めやすくなります。これは同時に検索エンジンにとっても情報を的確に伝えることができることを意味します。
▼良い見出しタグの付け方(「Google 検索エンジン最適化スターターガイド」より)
アウトラインを書くことを想像する
- 目次を作るように、そのページのコンテンツの何が主要なポイントで次に何が重要なのかを考え、見出しタグを使うのに適切な場所を判断しましょう。
注意点
- ページ構成とは関係なくテキストを見出しタグで囲むことはしない
- <em> や <strong> の方が適切だと思われる箇所で見出しタグを使わない
- 見出しタグのサイズの使い分けを不規則にしない
ページ全体を通して見出しタグは慎重に利用する
- 見出しタグは使用する意義がある場所で使いましょう。見出しタグがページ内に多すぎると、ユーザーにとってコンテンツが読みづらくなり、 ひとつのトピックがどこで終わって次のトピックがどこから始まるのかわかりにくくなります。
注意点
- ページ内で見出しタグを使いすぎない
- ページにあるすべての文章を見出しタグに入れない
- 見出しタグを構造を示すためではなく、スタイルを整える目的で使用しない
※<h1>タグはページの中で1度だけ使えます
Googleが教える検索エンジン最適化
誌面の都合で、一部しか紹介することができませんでしたが、「Google 検索エンジン最適化スターターガイド」では、他にも有効な対策が紹介されています。
例えば、次のような内容です。
- "description" メタ タグを活用する
- URL の構造を改善する
- 質の高いコンテンツとサービスを提供する
- より適切なアンカー テキストを書く
- 画像の利用を最適化する
- robots.txt を効果的に使用する
- 正しい方法でサイトを宣伝する
これらには、HTMLの記法やサーバー設定に関する知識を前提としたものも多く含まれていますので、残念ながら一般の方が見てすぐに理解できる内容にはなっていません。
ですが、検索エンジン側がどんなことをポイントとして考えているのかが分かりますし、またホームページ制作会社やSEO対策業者と取引をする際にも有効な情報となります。
この「Google 検索エンジン最適化スターターガイド」は、次の場所で閲覧することができます。(PDF形式)
http://www.webquick.jp/c/google-guide.html
▼あなたのホームページのSEOの実力は?
このように、SEO対策について具体的に取り上げてみましたが、現在のホームページがどのような状態になのかを把握しておくこととが重要で、まず最初にすべきことです。
さらに対策の効果や対策すべきポイントを確認するためにも、定期的にSEO対策状況を把握するようにしましょう。
【参考】SEO診断レポートサービス
※詳しくはお知らせをご覧ください
【困った】メールが送れない・・・
弊社サーバーサービスのWEB-KOMON会員からのお問い合せの中でも比較的多いのがメールに関するトラブル相談です。
今回はその中での
「メールが送信できない」
という問題について解説します。
メールソフトの設定は、一度行ってしまうと、メールサーバーを引越する、PCを新しくするなどの事でもない限り繰り返し行うことはありません。また、本人に代わって別のスタッフが設定することも多いので、ひとたびトラブルになると原因も理由もよく分からないものです。
この「メールが送信できない」という現象では、たいていの場合次の3つの原因に分類されます。
① サーバーがダウンしている
② 回線・ネットワーク障害
③ プロバイダの設定変更
まず、①についてですが、ダウンの理由が故障ではなくメンテナンスというケースもあります。いずれにしても復旧を待つ必要がありますが、よほど格安のレンタルサーバーで対応が悪い業者を除けば数時間程で回復するはずです。
次に②については、社内ネットワーク、回線業者など複数のチェックポイントがあるので厄介です。ブラウザでYahoo!や大手企業など比較的安定しているホームページにアクセスできなければ、ネットワーク関係の原因であると考えられます。
また、意外に多いのが社内の「ルーター」のトラブルです。電圧変動や落雷、瞬断により動作異常を起こすことがあります。この場合は一度電源を落とし再起動して様子を見ます。
そして③についてです。
実は最近このパターンが増えています。メールの受信はOKで送信だけできない、といった症状で、昨日まではOKで今日から急にNGになってしまったという感じの現象です。
これはプロバイダ(ISP)が、迷惑メール対策の一環として行っているメール送信に関する設定変更が影響しています。メール送信で利用する従来の「ポート」と呼ばれる通信経路を遮断して、新しいポートを利用するように変更するためで、そのままでは送信できなくなってしまうのです。
変更の際には必ず事前にアナウンスされますので、怪しいと思ったら確認してみてください。
なおその際には、OP25B(Outbound Port 25 Blocking)とう用語を探してみてください
(例)OCNの場合
http://www.ocn.ne.jp/mail/info/op25b/
お知らせ
■SEO対策の第一歩、あなたのホームページのSEO実力を診断しませんか?
SEO対策に悩んでいる、対策したいのだが具体的にどうすれば良いかが分からない・・・そんな悩みをよく耳にします。SEO対策を効率的に進めていくためには、闇雲に何かをやってみるのではなく、まずは何より“現状分析"して状況をしっかりと把握することが大切です。
このような悩みを持っていませんか?
- いろいろな努力を重ねてSEO対策に取り組んでいるのに、順位がなかなか上がらない。
- 現状、どういう対策を取るのが一番有効なのか?弱い部分はどこなのか?
- SEO対策としてどの程度完成しているのか?
私たちは制作の際にSEO対策を実施する前には、必ず現状分析を行います。
このレポートを手に入れて、あなたも次のようなメリットを手にしてください
- 現状、どういう対策を取るのが一番有効なのか?弱い部分はどこなのかが分かります。
- SEO対策としてどの程度完成しているのかが分かります
- SEO対策による改善が期待できることが分かります
詳しくは担当または、ホームページへ
http://www.webquick.jp/c/seodiag.html
■ホームページを定期的に更新しましょう
- 新製品・新サービスを取り扱っているのだがホームページが古いまま
- 新しい店舗、スタッフの情報も書き換えたいけど古いまま・・・
- ホームページもパソコンも詳しいスタッフがいなくて困っている
そんな悩みをお持ちの方に会員制のホームページ更新&サポートサービスの提供を開始しました。
詳しい内容・資料については、いますぐ弊社担当者までご連絡・ご相談ください。
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ご希望の方は、いますぐ担当者にご連絡いただくか、次のページからお申込みください。
http://www.webquick.jp/c/guidebook.html
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