今月のトピック
2008年ものこりあと1ヶ月ほどとなりました。
すっかり寒くなりましたね。
こんにちは、ピーシー・ブレインの高山です。
ホームページの活用方法を中心とした「WEBマーケティングのヒント」というタイトルで、お役に立つ情報をお届けいたします。
Contents
今月のトピック
■GoogleがSEO向けのガイドを提供しています
検索エンジン大手のGoogleが、「SEOスターターガイド」の配布を始めました。
“Google's Search Engine Optimization Starter Guide”
タイトルのつけ方やサイト構成、テーマ、リンク、ナビゲーションといったSEO対策としてやっておきたい一通りのことに加えて、ウェブマスター向けの役に立ち情報リンクなど大きく14の項目が挙げられています。
また、それぞれの項目の中には、SEO対策のNG事例も書かれているので改めて確認してみると良いでしょう。
原文は英語で書かれているものしかありませんが、PDF形式で誰でもダウンロードして読むことできます。
なお、今回のスターターガイドとは別に、ウェブマスター向けとして提供されている情報もありますので、見たことが無い方は併せて確認しておくと良いでしょう。
- 【Google】 ウェブマスター向けガイドライン
http://www.google.com/support/webmasters/bin/answer.py?answer=35769- 【Yahoo! 】 検索結果でウェブページの表示順序を上げるには
http://info.search.yahoo.co.jp/archives/002872.php
(高山)
ホームページ活用講座
前回取り上げた「ホームページの更新」もそのひとつですが、以前から継続して多いホームページに関する相談が、
「アクセス数を増やしたい」
「反応をもっと増やしたい」
というものです。
この二つはよくある悩みと言ってもよいですね。
ところが、話を進めてゆくとこんな感じになることが多いのです。
(相談者のAさんと私の会話です)
A「ホームページへのアクセスが少なくて・・・反応も全然ないのです」
私「そうですか。今だとどれくらいの方がホームページを見ていますか?」
A「いや、実はそれが分からないのです」
私「でも、アクセスが少ないって仰っていましたよね?」
A「えぇ、そんな感じがしているので・・・」
・・・
感覚で捉えているだけで、実際の数字と把握していないケースがかなり多いのです。
これではさすがに具体的なアドバイスもできません。
そこで、実際の状況を確認してもらうために、まずは「アクセス解析」を利用してもらうことから始めます。
ホームページは以前から持っている方は、「アクセス解析」をすでに使ったことがあるかもしれませんが、「使いこなしている」という方は意外と少ないようです。
そこで今回は「アクセス解析」についてお話ししたいと思います。
アクセス解析とは
「アクセス解析」とは、ホームページに関する、
- ページの表示回数
- 訪問者数
- どこのページを見てたどり着いたか
- どんなキーワードで検索してきたか
- ブラウザやOS、接続元など見ている人の環境
という情報を、
- 月別
- 週別
- 日別
- 時間帯別
といった単位で集計し、一覧やグラフなどの形式で見ることができるツールや機能のことを指しています。
解析と聞くとなにやら難しそうですが、集計がメインですので、「アクセス集計」という呼び方をすることもあります。
似たようなツールに、個人向けのホームページでよく利用される「アクセスカウンター」がありますが、これは設置したページの表示回数しかチェックできません。
「アクセス解析」では、ホームページ全体の情報を集めるので、自分のホームページとホームページを見ている人に関するいろいろな情報を得ることができます。
このようにアクセス解析を利用することで、ホームページを活用してゆく上で欠かせない重要な情報を集めることができます。
では、アクセス解析はなぜ重要なのか話を続けましょう。
どうしてアクセス解析が重要なのか
冒頭の会話の例にあるように、感覚的な情報だけでは適切な対策を取ることはできません。
ホームページは、作った直後からすぐに成果があがっていくケース方が珍しいのですが、最初から期待してしまう方も多いのです。
そして結果が出ないと、
「そのうちアクセス数が自然に増えるだろう」
「いつか誰か見て問い合わせしてくれるだろう」
と考えたくもなるのですが、そのままの状態では、残念ながら状況が変わることはありません。
そんな時こそ、仮説検証が大切になってきます。
「いまのホームページのどこが良くないのだろうか?」
「何を改善したら、問い合わせが増えるのだろうか?」
「見込み客はどんな情報を探しに来ているのだろうか?」
と考えて、実際に確かめることを繰り替えしてゆくことが、売上につながるホームページづくりには必要です。
この仮説検証では、検証するためにデータを集めることが必要になりますが、この大切な情報を収集できる「アクセス解析」がとても重要な役割を果たすのです。
アクセス解析で仮説検証
例えば、ホームページの反応が悪いケースでは、次のような仮説をたてます。
- そもそもアクセス数自体が少ない
- アクセス数はある程度あるがその先の問題で問い合わせにつながらない
これらを、アクセス解析の訪問者数の情報からチェックして、問題を特定してゆくことができます。 他にも、アクセスしている時間帯や曜日などの傾向から、利用者像を推定することもできます。
- 平日の昼間のアクセス数が多い
→ 会社で見ている人が多そうだ - 夜間や週末のアクセス数が多い
→ 自宅で見ている人が多そうだ
訪問者の特性が分かれば、現状の施策が有効かどうかも分かります。
アクセス解析の活用のポイント
まず重要なポイントは、解析結果を見る前に 「ホームページをアクセスする人たちにどのように見て欲しいか」をきちんと把握しておくことです。
どういう流れで見て欲しいかを考えずにアクセス解析の結果を見てしまうと、単に「増えているか、減っているか」を眺めているだけになってしまいます。
- 一番見て欲しいページはどこか
- 一番見て欲しいページに誘導するためのページはどれか
などを、しっかりと頭にいれておきましょう。
次に、アクセス解析から分かる実際に把握しておきたい情報を3つ挙げます。
- 訪問者数(何人の人がホームページに訪れてくれたのか。※注:何ページではなく人数です)
- ページごとの閲覧数(どのページがどれぐらい見られているか)
- リンク元の情報(どこのサイトから来たのか)
1、2番目の項目からは、
「トップページだけ見て別のサイトへ行ってしまう人や、見るのを止めてしまう人が多いようだ。」
「一番見て欲しいページの閲覧数が少ない。このページのアクセスをもっと増やすためにはどう誘導すれば良いか。」
「訪問者数に対する申込数が少ない。もっと反応率を上げるためにはどうしたら良いか。」
「申込ページのアクセス数に対する実際の申込数の割合(申込率)は高いようだ。だったら申込ページのアクセス数を増やせばもっと申込が増えそうだ。」
といった、様々な仮説を立てる材料として利用できます。
また、
3番目の項目からは、
「Yahoo!の検索結果から、ページに来ている人が多い。」
「広告からのアクセスがかなりの割合を占めている。」
などの情報を知ることができます。
さらに、「どんなキーワードで検索されて来ているか」などが解析データとして提供されている場合には、SEO対策のキーワード情報として役立てることができます。
また、予想もしていないキーワードの反応が高いことが分かれば、新たなニーズを発見することにもつながります。
ワンポイント解説 「スタイルシート」
スタイルシートという言葉は、ホームページ制作の現場では頻繁に飛び交う言葉ですが、普段はあまり耳にしないかも知れません。ところが、最近ではSEO対策に関連して、スタイルシートが注目されています。
ホームページは、HTMLという書式の文章を使って表現されています。
このHTMLですがもともとは、文章の構造を表すものとして規定されました。
見出し1、見出し2、見出し3・・・引用や強調といった具合です。
それらに対応する項目を「タグ」として定義されています。
ところがこのHTML、その後、「文字を大きくする」「色をつける」といった見栄えに関する情報を指定できるように拡張されてゆき、いつの間にか本来の意味とは違った使われ方をするようになってしまいました。
こうなると検索エンジンなど、機械的に処理するケースではいろいろと不都合が生じてきます。
そこで、文書構造と見栄えに関する情報を分離して、本来の形にしようということになりました。
このときに見栄えに関する情報を管理するように、定義されたのが「スタイルシート」です。
スタイルシートが注目される理由に、利用することによって得られるメリットがあります。
例えば次のようなものです。
・表示スピードの向上
見栄えの情報が分離されて、共有されることで、1ページあたりのデータ量が減ります。
・メンテナンス性
共通部分のデザイン情報を1箇所で管理できますので、ホームページ全体を変更しようした時でもファイルの変更は最小で済みます。
ブログなどが、簡単にスキン(見た目)を変更できるのもこのおかげです
・検索エンジンと相性が良い
検索エンジンは文書の構造を分析して蓄積します。見栄えなどの情報は ほとんど利用しません。
HTMLで表現する文書がシンプルな構造になると、検索エンジンに認識されやすいページの最初の方に重要な情報を記述することもでき、SEO対策がより容易になります。
ほかにも、印刷用や携帯用といったページをスタイルシートだけで簡単に切り替えることができたり、音声読み上げソフトにとってもやさしいホームページが作れるといったメリットなどもあります。
このように、利用できる環境も整いメリットの多いスタイルシートですが、その活用にはまだまだ技術・ノウハウ・経験が必要なのが現状です。
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